アルミニウムの危険性
時折指摘されるようですが、コーヒーマシンにセットする専用のカプセルに使用されているアルミニウムが、健康に害を与える可能性があるようです。アルミニウムそのものは自然界に広く存在しており、水や空気中などあらゆるところに含まれています。アルミホイルを使用して料理をすることもあるでしょう。そういった際にコーヒーや食品のアルミニウム濃度が上がることが確認されています。
アルミニウムは、軽量で密封することができ、加工も容易であるため、食べ物の包装などにも非常によく使用されてます。特に、コーヒーマシンなどにアルミニウムを使用した専用のカプセルをセットするならば、お湯になってるコーヒーを抽出する際にアルミニウムがお湯の中に溶け出し、そのコーヒーを通して体内にアルミニウムを取り入れてしまうという可能性が十分に考えられます。
毒性のあるアルミニウム
アルミニウムは、体内に取り入れられることで主に骨や脳に蓄積されるということが様々な研究で知られています。高いアルミニウムレベルが検出される場合、アルツハイマー病などの神経変性疾患を引き起こす可能性が高まると言われており、今後もアルミニウムと神経を侵す疾患との関連が研究されていきます。摂取量や蓄積量などに関する厳密な規定はないものの、アルミニウムを取ることで各種の神経や神経の中枢である脳にダメージを与えることが分かっています。
さらに、アルミニウムは抗酸化物質の一つであるグルタチオンの生成を阻害することが知られており、体内から水銀などの有害物質を排出する作用を妨げることが危険視されています。体内の自然治癒力や浄化作用を妨げることで、弊害である毒性物質による体内の汚染を発生させ、それに伴う種々の病気を作り出す危険性があります。
カプセルが特別に危険なわけではない
コーヒーカプセルにもアルミニウムは使用されています。光が空気を遮断するための蓋の裏側や、カップの下側に付いているのフィルターのためのトレーのようなものに使用されているケースがよく見られます。ではカプセルやカートリッジなどを使用するコーヒーを飲み続けることで、実際の疾患や病気などを発症してしまうのでしょうか?現在のところ、カプセルタイプのコーヒーを使用し続けたことで、明確な疾患や被害が出たという報告はなされていないようです。
現実的に言えば、アルミニウムが体内に入る可能性があるのは、カプセルタイプのコーヒーを使用した場合だけではないからです。前述のように、アルミホイルを家庭で使うときや、アルミホイルに包まれた食品を購入し食べる時などが無数に存在しています。厳密に言えばこのような危険性はあるものの、コーヒーを飲む際に特別に注意する必要はないと言えるでしょう。